激しい怒りを

 畑の区画を整理するために、山菜の行者ニンニクの植え替えをしました。30年近く前に知人から5株の苗を分けて頂き、その後、別の知人に種を頂き、芽出しした苗を頂き少しずつ増やしてきました。今では2a位くらいの面積まで拡大しました。土曜、日曜と手伝いをして頂いた方から販売してはどうかと言われ、私自身も考えていますが、販売する際に放射性物質の検査を受けなければなりません。販売を目的とする場合は1キロ検査用サンプルが必要となります。安心と安全のためには必要な事と理解をしますが、頭の片隅に「原発事故がなければ…」とよぎります。原発事故から10年の年月が過ぎた今も影響が残っています。あと何年時間が経過すれば本当の安心、安全になるのだろうか。国、東電などは廃炉に40年の時間が必要としています。昨日、ラジオで衆議院決算行政監視委員会のやり取りが放送を聞いていて、40年では終わらないと、終わるわけがないと感じました。東電の副社長、菅総理の無責任な答弁にいらだちと怒りを感じました。さらに、全漁連、福島県漁連の会長さんを始め、福島県の漁業者が反対を表明している中で、トリチュウムを含む処理水を海洋放出する考えを示すなど、一体何を考え、どこを見て政治を行っているのか。激しい怒りを覚えます。漁業者は本格操業へ向けて準備を進めています。農業者は放射性物質の検査を行っています。それ意外にもさま様な苦労を強いられています。この思いに対しどう考えているのか。県内の多くの自治体では処理水の海洋放出反対の意見書を採択し反対を表明しています。これらの考え、思い、声は全て無視をするつもりなのでしょうか。

上 田 秀 人  official H.P

西郷村議会議員  上田秀人 ホームページ E-mail / ueda.hy@estate.ocn.ne.jp

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